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楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社は、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行にあわせ民泊仲介サイト「Vacation Stay」をオープンし、民泊などの宿泊施設の予約受付を開始したことを明らかにした。
「Vacation STAY」は、民泊や簡易宿所を運営するホストと、旅行者などのお客様をつなぐ民泊仲介サイトに加えて、Booking.com、楽天トラベル、HomeAway、途家などの他の民泊仲介サイトにも同時掲載できるのが特徴※。
(※サイトオープン時点では、Booking.comのみの掲載となるが順次掲載を開始する予定)
民泊仲介サイト世界最大手として知られるAirbnb(エアービーアンドビー)など一般的な民泊仲介サイトでは、他社のOTAへは掲載ができず別途他社が提供するサイトコントローラー等を通じて在庫連携を行う必要があった。
しかし、「Vacation STAY」では民泊仲介サイトのサービスを提供するだけではなく、複数の民泊仲介サイトやOTAのサイトコントローラー機能「在庫管理システム」も提供することで、登録物件のさらなる拡大を見込む。
また、新法民泊の最大営業日数である180日を超えた分をマンスリーマンションとして提供することを可能にする「LIFULL HOME’S マンスリー」と掲載を併用することで、稼働率を最大化できるのも特徴だ。
なお、「Vacation STAY」への掲載手数料は無料となるが予約ごとに手数料が発生する仕組みで、手数料はホスト側は3%、ゲスト側は12%となっている。
他の民泊仲介サイトにはなく楽天グループの民泊仲介サイトならではの特徴は楽天IDでの新規登録ができるほか「楽天スーパーポイント」を貯めたり宿泊に利用できる点だ。
「Vacation STAY」で宿泊予約をすると100円につき1ポイントが付与され、次の宿泊の際に利用できるほか楽天市場など楽天グループの別のサービスでも利用できる。
サイトオープン時点では724部屋のみの掲載となるが掲載物件数は今後増えるとみられ、楽天LIFULL STAYは民泊仲介サイトに加えて在庫管理システムによるBooking.comなど複数OTAへの同時掲載機能で、民泊市場で先行するAirbnbに挑む。