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Airbnb(エアービーアンドビー)は同社に登録の世界中の民泊施設等から、障害者でも利用可能な施設を簡単に見つけられるように、同社プラットフォーム全体で21種類の新しいフィルタリング機能の搭載を発表した。
本フィルタリング機能により、Airbnbの掲載施設への宿泊者は事前に、施設がバリアフリーかどうか、車椅子を利用するのに十分な入り口面積があるかなど、特定の機能を備えた部屋の検索ができるようになる。
これまでのAirbnbサイトでは、障害者各個人のニーズにまで応えることが出来ておらず、車椅子でのアクセスが可能かどうか、と言ったような大枠での検索しかできなかった。
国際連合によると、世界人口の約15%にあたる10億人がなんらかの障害を持って暮らしているが、今回の新機能の搭載で、Airbnbの障害者向けサービスは飛躍的に向上する。
Airbnbは新しいフィルタリング機能が実用的で正確な情報提供ができるよう、ホスト側とゲスト側の両者とコミュニケーションを円滑に行い、引き続き改善を行う考え。引き続き多くの障害を持つ旅行者をサポートすることを目指す。
Airbnbは、2017年に障害を抱える旅行者向けの民泊仲介サイト「Accomable」を買収。「Accomable」で障害を抱える同社CEOのMadipalli氏が自らの経験が活かされたサイトで、バリアフリーのフロアや浴室など、障害者の宿泊に適した設備が整う民泊物件を扱っているのが特徴だ。
今回の障害者向けのフィルタリング機能は、障害者がAirbnbを利用のためのハードルを大きく下げる効果が期待できる。
世界各地の障害者団体も、今回のAirbnbの取り組みに支持を表明。同社の障害者向けの一連の取り組みが、障害者の旅行環境の向上のための大きな一歩となることを期待したい。