当然ですが夏休みは旅行需要が増すハイシーズン。旅行費は高くなりがちです。どこかに行きたいと思っても、予算内で収まるプランを考えるのはなかなか骨が折れます。
しかしそんなハイシーズンでもよく探せばお得な旅行先はあります。特にここ数ヶ月で大きく価格が下がっているのが、東京〜バンコク路線です。
航空券横断比較サイト「Skyscanner」で検索してみると、8月、9月の夏休みシーズンにもかかわらず燃油サーチャージ・諸税込で往復2万円程度。この金額で行けるとなれば、東京〜大阪間の新幹線代よりも安く収まってしまいます。
昨年までは往復2万円でバンコク行きのチケットが買える機会はなかなか希少でしたが、直近3、4ヶ月間で大きく価格が下がってきているように感じます。
主な要因は競争の活発化です。以前は東京〜バンコク路線の格安航空会社(LCC)はスクート、タイ・エアアジアXの2社だったのですが、6月に新たに就航したノックスクートを加えて3社体制になったことで価格競争が盛んになっています。
ノックスクートはスクートのグループ会社なので実質的には”スクート VS エアアジア”という構図で、3社とも往復2万円程度からのセールを連発するようになりました。そのおかげで今やバンコクは「今週末、どこか行こうか」ぐらいのテンションで行けるぐらい、気軽な目的地になりつつあります。
航空券単体だけでなく、ツアー商品も安くなっています。例えば7月25日発の5日間ツアーでは、料金はなんと一人あたり1.2万円。航空券とホテル3泊(朝食付き)がセットになっており、かなりお得なプランだといえます。こちらのツアー商品は「エアトリ」にて販売されています。この他にも直近でツアー商品でお得なプランが多く出ており、間際出発の方が安い傾向にあります。
ツアーを調べるときに、筆者のオススメは「トラベルコ」という予約サイトです。Skyscannerのツアー版というイメージで、楽天トラベルやエアトリ、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、JTBなどの100以上の予約サイトからツアー商品を一括検索できます。
一方でホテルのみを予約したい場合は「ホテルズコンバインド」が役立ちます。Skyscannerやトラベルコ同様に、こちらのサイトも複数のホテル予約サイトを横断的に一括検索できます。
値段だけでなく評価も気になるという方には、口コミサイト「トリップアドバイザー」が最も口コミ数が多く、おすすめです。筆者の場合はトリップアドバイザーで情報を集めてホテルズコンバインドで予約するという使い方に落ち着いています。
筆者は6月にスクートに搭乗し、実際にバンコクへ行ってみました。座席幅は広くはないもののLCCの標準サイズで、極端に狭いといった印象は受けませんでした。
LCCでも予約時に機内食を追加することもできますし、機内でカップラーメンなどの安い軽食を購入することも可能です。
現地の到着空港はJAL等が就航するスワンナプーム国際空港ではなく、LCCが多く発着するドンムアン空港になるのですが、到着階では複数社がSIMカードを販売しており使い勝手が良いです。筆者が渡航した際には、Dtac社の5日間インターネット無制限+通話付きSIMを170バーツ(570円)で購入しました。通話もできてネット制限もないので、日本でWi-Fiレンタルをするよりも圧倒的にお得になります。
高級ホテルに宿泊してひたすらタイマッサージを受けるのも良いし、チャオプラヤ川を船で渡ってみるのも楽しいです。
こちらの記事(【激安なのに絶品】タイに行ったら絶対に食べて欲しい「トムヤムクンの概念が変わる劇的にウマい超濃厚トムヤムクン」がコレだ!)で絶賛されていたトムヤムクンに興味があって食べにいったら、評判通りの濃厚さでタイのローカルビールのシンハーと相性抜群です。
デパートに入ってみるだけでも、日本とは違う豪華絢爛な空間に異国を感じることができます。とにかくリゾートに行きたいという人は、バンコクからのアクセスも良く7〜9月にベストシーズンを迎えるサムイ島まで足を伸ばしてみるのも良いでしょう。
平成最後の夏休み、今までより身近になったバンコクを体験してみてはいかがですか。