最初の取り組みとして、喫緊の課題となっている出発手続きでの混雑シミュレーションを実施し、現場の詳細なデータを取得し、施策効果の実証を行う。
通常、国際線では、受託手荷物検査、チェックイン、保安検査、出国審査の4つの手続きを経て航空機に搭乗するものの、最初の受託手荷物検査において待たされることは旅客にとって大きな不安となるほか、4つの手続で繰り返し待たされると旅客満足度は大きく低下する。
現状の施策案では、各手続きでのカウンターやレーン数の変更、受託手荷物検査を自動化するインライン・スクリーニング・システムの導入などが想定されており、旅客データや手続きデータを入力しシミュレーションを実施し、カウンターやレーン数の変更、インライン・スクリーニング・システムの導入などの効果を数理的に分析する。その結果に基づき、実施する施策を決定。施策の効果確認に加えて数理モデルの良し悪しを検討するためのデータ取得を行い、数理モデルの改善へと役立てる。
⇒詳細はこちら