国土交通省は7月31日、国が管理している全国にある27空港の2014年度の損益を発表した。

ターミナルの賃料などの非航空系事業を除いた航空系事業の営業損益では、札幌/千歳、小松の2空港を除いた25空港が赤字となった。熊本は昨年度の黒字から赤字に転落した。経常損益では東京/羽田、札幌/千歳、福岡、松山、長崎、熊本、鹿児島、小松の8空港が黒字となった。

また、非航空系事業を合わせた経常損益では、東京/羽田、札幌/千歳、沖縄/那覇、福岡、広島、高松、松山、高知、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、小松の14空港が黒字となった。一番経常損失が大きかったのは新潟で、17億8100万円だった。

EBITDAでは、黒字となったのは17空港、赤字となったのは8空港。乗降客数がゼロの八尾と東日本大震災の影響による設備費用の増加要因がある仙台は除かれた。高松は昨年度赤字から黒字に、函館と沖縄/那覇は同黒字から赤字となった。赤字が最大となったのは、沖縄/那覇で47億4900万円だった。

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情報提供元: Traicy