国際民間航空機関(ICAO)は、タイを安全に対して重大な懸念がある国に指定した。

ICAOはタイ航空局に対し、今年3月、重大な安全上の懸念(SSC)を指摘していたものの、90日間の猶予内に改善が行われなかったための措置。

既にSSCが解除されたフィリピンでは、SSCに指定されていた期間中、アメリカ連邦航空局(FAA)や日本の国土交通省航空局(JCAB)は新規就航、欧州航空安全庁(EASA)は乗り入れを禁止していた。同様の措置をFAAやEASA、JCABなどおが行えば、航空会社のほか、日本・タイ両国の観光産業を中心に影響が出る恐れがある。

これに対し、タイ国際航空は、「SSCは飛行機などの特定のものに対する安全が脅かされているものではない。」との声明を発表している。

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情報提供元: Traicy