4月22日に東京/成田〜香港〜アディスアベバ線を開設したエチオピア航空は、きょう4月23日、デウォルデ・ゲブレマリアム最高経営責任者(CEO)が来日し、都内でメディア説明会を開催した。

22日の初便は、アディスアベバ発は150名が搭乗し、主にエチオピアからのビジネスと観光客が主に搭乗。東京/成田発はほとんど日本人観光客で、将来的に全体の割合は半々になる見込み。特に、日本からアフリカへの投資の増大が見込まれているため、アフリカ各地へのビジネス需要にも応えられるとしているほか、アフリカから日本への留学生や、在日公館に勤務するアフリカ人の親族訪問などの需要も狙っているとした。

また、4月25日に開設するサンパウロ線への接続性なども例に挙げ、従来はアメリカやヨーロッパが乗継地となっていたものの、アフリカ大陸を通してブラジルへのアクセスが可能になることからも、「ポテンシャルは高い。」(デウォルデ・ゲブレマリアムCEO)とみている。

また、同じスターアライアンスに属し、共同運航(コードシェア)を行う、全日空(ANA)についても、マイルの積算やコードシェアで各地に行けることから、「メリットが大きい。」(同)としているほか、ANAのアフリカ路線の開設については、「サポートしたい。」(同)とした。

現在は週4便を運航しているものの、今後は需要動向やリソースを見ながら、便数の拡大を視野に入れる。しかしながら、現在もANAが運航する、東京/羽田〜バンコク線と東京/成田〜香港線とのコードシェアを行っており、利便性は保たれるとした。また、東京/羽田への乗り入れは、国土交通省に申請を行っており、発着枠の割り当てを待っている状況。「将来的に羽田を利用できれば嬉しく思う。」(同)とコメントしている。

■関連記事
エチオピア航空、東京/成田に就航 アフリカ直行便復活
日本とアフリカ結ぶ唯一の直行便、アディスアベバに向け出発!


情報提供元: Traicy