アメリカン航空とアメリカ運輸保安局(TSA)は、共同イニシアティブを通じて新しい保安検査技術をアメリカン航空の全米の複数のハブに今秋に導入する。


手荷物をX線検査装置に送り込み、検査完了後にトレーを列に戻す自動化ベルトの設置や、更に検査が必要となる手荷物を別の場所に送り、後に続くトレーは中断されることなく引き続き検査を受けられる仕組みを導入。また、手荷物の外観をカメラで撮影し、内容物のX線とリンクされるようになる。トレーには無線IC(RFID)タグを取り付け、検査システムを通過するアイテムの追跡能力を強化するほか、大きさも従来より25%大きくなる。シカゴ/オヘア、ダラス/フォートワース、ロサンゼルス、マイアミの4空港に導入する。また、試験的にフェニックスのTSA保安検査所にCTスキャンも導入する計画。利用者が検査にかかる時間が約30%短縮できるという。


CTの技術は受託手荷物の検査でのみ活用しているものの、機内持ち込み手荷物への技術活用で、液体、ジェル、スプレー缶、ノートパソコンなどを手荷物内に入れたまま検査代を通過できるようになる可能性があるという。これにより使用するトレーの数が減り、検査がスムーズに進むようになるという。


詳細はこちら

情報提供元: Traicy