ヒルトン・ワールドワイドとコンラッド・ホテルズ&リゾーツは、「コンラッド大阪」の開業に向け、朝日新聞社、竹中工務店、朝日ビルディングと合意したと発表した。2017年夏にも開業予定で、総客室数は164室。2005年7月に開業した「コンラッド東京」に次ぐ、日本2軒目のホテルとなる予定。


2017年春にも竣工する、中之島フェスティバルタワー・ウエストの33階から40階部分となる予定で、オールデイダイニング、日本料理レストラン、シーフードグリルレストランなどの3つのレストランとバー、合わせて680平方メートルの2つの宴会場と3つの小会議場を擁するほか、フィットネスクラブ、スパ、インドアプールも完備する。階下にはショッピングモール、美術館、オフィスが入居する。地下鉄四つ橋線肥後橋駅、京阪中之島線渡辺橋駅へ直結し、伊丹空港から車で約25分、大阪駅より徒歩約10分、新大阪駅より地下鉄で約17分とビジネスや観光に適した立地。2015年に大阪を訪れた外国人旅行者数は約716万人で、2014年の376万人から大幅に増加しているものの、大阪の一等地で高級ホテルを開業するのは難しい状況となっている。


ヒルトン・ワールドワイドのアジア・オーストラリア地区開発担当上席副社長、ガイ・フィリップス氏は、「この度の合意はヒルトン・ワールドワイドにとって大きな一歩であり、我々の積極的な開発戦略と、日本におけるホテル運営実績、そして従来参入が難しい地域とされていた大阪市場へのコミットメントを表しています。今回の合意によってヒルトン・ワールドワイドの積極的な開発戦略および日本、特に大阪のような重要都市でのプレゼンスが高まり、今後さらに契約を加速するための地固めができたと感じています」とコメントした。


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情報提供元: Traicy