貸し会議室などを運営するティーケーピー(TKP)は、ファーストキャビンと資本・業務提携を行ったと発表した。
TKPはファーストキャビンの既存株主から普通株式の発行済株式総数の約13%を取得し、簡易宿泊事業に新規参入を行う。今後、会議室併設型のコンパクトホテル「TKPファーストキャビン(仮)」の積極的な全国展開を行うことで、3年後に10店舗、売上高20億円を目指す。今後の増資も視野に、簡易宿泊事業の規模と領域を拡大する意向。
ファーストキャビンは秋葉原、羽田空港、築地、愛宕山、赤坂、京都烏丸、御堂筋難波、博多の8店舗を展開。全施設の稼働率は90%を超えており、会員数は50万人を突破している。主にバブル期に建てられた中小規模のオフィスビルを短工期・低コストでホテルへコンバージョンが可能なビジネスモデルも注目されている。