ブリティッシュ・エアウェイズは大手航空会社では初めて、ナッツアレルギーの乗客が近くにいる場合はナッツ製品を食べないよう求める機内アナウンスを開始した。イギリスの各紙が伝えた。


同社はすでに、機内ではピーナッツを販売したり、ピーナッツを含む食事を提供したりしない方針を定め、ナッツアレルギー患者には、緊急時薬の所持の有無や体調を職員に伝えておくよう求めている。2月18日からの新しい機内アナウンスでは、ナッツアレルギー患者が近くにいる場合はナッツ製品を食べないよう求める。乗客が機内にナッツ製品を持ち込むことは禁止しないが、密封して鞄の中に入れておくことを推奨する。食物アレルギーを持つ人のための雑誌「Allergic Living」は、「このような方針を定めた航空会社は、ブリティッシュ・エアウェイズが初めてとなるだろう」としている。


最近では、ナッツアレルギー患者の乗客が搭乗を拒否される例や、機内でアナフィラキシーショックを起こして飛行機が緊急着陸したりする例があった。同誌のGwen Smith氏は、「このアナウンスは食物アレルギーを持つ人にとっては大きな勝利だ」とコメントしている。


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情報提供元: Traicy