日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)は、きょう2月9日から11日までと16日から18日までの計6日間、仏アルデバラン社製のサービスロボット「NAO」を活用したサービス向上の実証実験を、羽田空港第1ターミナル南ウィングのJALインフォメーションカウンターと保安検査場C前の2ヶ所で開始した。


インフォメーションカウンターでは、デジタルサイネージを活用して搭乗ゲートの情報や行き先の天気、旅行クチコミサイト「フォートラベル」の口コミ情報、スマートフォンの「JALアプリ」でお馴染みの「富士山どっち?」機能などを、利用者と対話することにより表示させることができる。搭乗ゲートでは通過締め切り時刻のアナウンスを日本語、英語、中国語で、スマートウォッチを持った係員の指示により行う。マイクは指向性の高いものを使用することで、人混みの中でも利用者の声を聞き取りやすくした。また、簡単な方言であっても応対することができる。


JALは空港現場へのロボット導入への課題抽出や、デジタルサイネージなどの表示機器とは一線を画するロボット活用の意義検証を行うと同時に、空港スタッフの業務支援としての利用可能性も探索する。NRIは自然なユーザインタフェースに関する実用レベルの検証、多様なセンサーやシステム間のインタフェースに関わる新しい開発手法の研究を行う。


時間は午前10時から午後0時までと午後2時から午後4時まで。11日までは午前は保安検査場、午後はインフォメーションカウンターとなり、16日から18日までは逆となる。ロボットは充電式で連続稼働時間は3時間程度であることから、移動時間の間に移動や充電を行う。










■関連記事

JALと野村総研、羽田空港でサービスロボットの実証実験 あすから


詳細はこちら

情報提供元: Traicy