JAL、羽田1タミ北ラウンジ刷新 旧DPラウンジは「ファーストクラス」に、10月8日開業
日本航空(JAL)は10月6日、リニューアルを進めている羽田空港第1ターミナル北ウイングの国内線ラウンジを報道公開した。10月8日に「JALファーストクラスラウンジ」と「サクララウンジ」の2箇所をオープンする。
北ウイングの「ダイヤモンド・プレミアラウンジ(DPラウンジ)」と「サクララウンジ」は、今年1月から改修工事のため閉鎖していた。リニューアルを機に、従来のDPラウンジは「JALファーストクラスラウンジ」に名称を変更する。7月に先行してオープンしたファーストクラス、JALグローバルクラブ(JGC)の専用カウンターに続き、10月8日には専用保安検査場も供用を開始。スマートレーンを導入し、パソコンやペットボトル、スマートフォンなどを手荷物から取り出さずに検査を受けられるようにする。
なお、北ウイングのリニューアルオープンに伴い、南ウイングのDPラウンジとサクララウンジは10月8日から改修工事に入る。2027年6月頃のリニューアルオープンを予定している。
ファーストクラスラウンジ
新しいラウンジは、利用目的に応じてダイニング、リラクシング、ワーキングなど複数のエリアに分けた。コロナ禍以降、ビジネスだけでなく観光や訪日客など利用者のニーズが多様化していることを踏まえ、それぞれの過ごし方に合わせて居場所を選べるようにした。
JALファーストクラスラウンジは、座席数を従来比約1.4倍に拡大。「伝統美×パーソナライズ」をコンセプトに掲げ、組子や格子など日本の伝統的な技法を取り入れた空間に、ダイニング、リラクシング、ワーキングの各エリアを配置した。
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ダイニングには対面カウンターを新設し、時間帯によって異なるメニューを用意する。午前5時15分から午後2時までは「チャージ」をテーマに、温かいパンやご飯類、スープなどを提供。午後2時から4時は「ときめき」と題して、スコーンや一口サイズのケーキなど、アフタヌーンティーを意識したメニューを用意する。午後4時以降は「やすらぎ」をテーマに、ご飯類や惣菜をアルコール、ノンアルコール飲料などとともに楽しめる。パン類では、これまで常温で提供していた一部メニューを見直し、カレーパンやクロワッサン、デニッシュなどを温かい状態で提供する。
ワーキングエリアには、ウェブ会議にも対応する完全個室や半個室を用意。リラクシングエリアは組子や格子などを取り入れつつ、周囲の視線を遮って落ち着いて過ごせる空間とした。
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サクララウンジ
一方、サクララウンジは「機能美×再生美」をコンセプトとし、「すべての人にとっての『ここちいい』ラウンジ」を目指した。ダイニング、リラクシング、ワーキングの各エリアに加え、家族連れ向けのキッズルームを新設した。
ダイニングは、短時間で利用したい人向けのスペースと、ソファなどでゆっくり過ごせるスペースの2つのエリアを設けた。アルコール飲料やソフトドリンク、おつまみなどに加え、新たに「飲むおだし」も用意する。ワーキングエリアには半個室のブースなどを配置し、搭乗口へ直接向かう出口に近い場所に設けた。
新設したキッズルームは、知育玩具の開発・販売を手掛けるボーネルンドが監修。子どもが遊ぶ様子を外から見守れる構造で、家族連れでも気兼ねなく滞在できる空間になっている。
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両ラウンジの共用施設も刷新。シャワールームはスマートフォンから空き状況を確認して利用を申し込み、順番が来ると通知を受け取る仕組みに変更。QRコードを使って入室でき、レセプションで鍵を受け取る必要がなくなる。完全個室の授乳室も2室新設し、おむつ交換台や調乳用温水器、洗面設備を備えた。
ラウンジ刷新は「今後を見据えた基盤投資」
コロナ禍を経た環境変化や訪日客の増加などを背景に利用者のニーズが多様化する中、JALは4月から国内線サービスのリニューアルを進めている。アプリやラウンジ、機内サービスなど、旅のさまざまな場面で体験価値の向上を図る。JALカスタマー・エクスペリエンス本部の崎原淳子副本部長は、「単なる価格競争ではなく、体験の充実によってJALをお選びいただける方を増やしていきたい」と意気込みを見せる。
今回のラウンジ刷新については、「今後を見据えた重要な礎、いわば基盤投資」と説明。利用目的の多様化に応じて空港での滞在時間そのものの価値を高めるとともに、日本ならではの魅力を五感で感じられる空間を目指したとし、「ここに来ていただくだけで何かを発見できるような空間にしたい」と話した。
報道公開に合わせて開いたお披露目イベントには、JAL国内線のCMキャラクターを務める俳優・モデルの井桁弘恵さんが登場。新しいラウンジについて、「洗練されていて、温かみがあり、和の要素も含まれている。ずっといたくなるような居心地のいい空間」と感想を述べた。
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井桁さんは、ファーストクラスラウンジで新たに提供する「やんばる島豚あぐー」を使ったカレーパンも試食。「サクサクであったかい。本格的なカレーパン」と話し、新たな飲食サービスをアピールした。