ヒースロー空港、ニート100万人の就労支援で新組織 空港拡張で実習機会
ロンドン・ヒースロー空港は、大規模インフラ事業を通じてイギリスの若年層の就労問題に取り組む「Heathrow Infrastructure Skills Council」を設立した。
Make UKやTUC(労働組合会議)、政府関係者の経験者らが参画し、ヒースロー空港の拡張を含むインフラ事業が、どのように若者の機会創出につながるかを検討する。イギリス各地で4回の会合を開き、地域の雇用主、カレッジ、訓練提供者、若者から直接意見を聞く。検討結果は空港やインフラ業界、政府への提言として報告書にまとめる。
イギリスでは約100万人の若者が教育、就労、職業訓練のいずれにも参加していない状況にある。ヒースロー空港では拡張計画の一環として、5,000件の若年層向け実習、研修、入門レベルの就労機会を提供する雇用・スキル計画を策定する。エンジニアリングや建設、物流、サステナビリティ、サプライチェーンなどの周辺分野で108,000人の雇用創出も見込んでいる。
ヒースロー空港のトーマス・ウォルビーCEOは、「ヒースローの拡張は、英国の重要な国家インフラを将来に備えたものとし、必要とされる熟練した労働力を育てる絶好の機会」とコメント。政府の若年雇用アドバイザーであるアラン・ミルバーン氏は、「行動しなければ、失われた世代を生むおそれがある」と述べ、同組織の設立を歓迎した。