外務省は、エジプトの危険情報を更新し、南シナイ県の一部地域の危険レベルを引き下げた。


南シナイ県のうち、レベル1(十分注意)を継続するダハブからシャルム・エル・シェイクまでのアカバ湾沿岸地域を除く同県全域を、レベル3(渡航中止勧告)からレベル2(不要不急の渡航自粛)に引き下げた。エジプト政府の治安対策強化により、治安情勢が安定していることを踏まえた措置となる。


エジプト政府は、2017年11月に北シナイ県のモスクで発生したテロ事件を受け、2018年2月からテロリスト掃討作戦を実施している。南シナイ県はこの作戦の影響が及ぶ地域として、これまでレベル3が発出されていたが、治安対策強化により情勢が安定してきたことから、今回の引き下げにつながった。


一方、南シナイ県では、北シナイ県でのテロリスト掃討作戦の影響を受ける可能性が、北シナイ県に隣接する地域を中心になお残されているとして、レベル2地域への不要不急の渡航・滞在は控えるよう呼びかけている。北シナイ県については、引き続きテロリスト掃討作戦が展開されているとして、レベル3を継続する。


このほか、リビア国境地帯はリビアの治安情勢が引き続き不安定であるとしてレベル3、西部及び南部の砂漠地帯の一部(マルサ・マトルーフからアレキサンドリアまでの地中海沿岸、シーワ・オアシス、バハレイヤ・オアシス、黒砂漠エリア、白砂漠エリア、ワディ・エル・ヒタンを含むワディ・エル・ラヤン自然保護区等を除く)はレベル2を、大カイロ都市圏を含むその他の地域はレベル1を、それぞれ継続する。


外務省は、大カイロ都市圏を含む地域でもテロ発生の可能性は排除されないとして、注意を呼びかけている。2018年12月にはギザ市のピラミッドエリア周辺で外国人観光客が死傷する爆発事件が発生したほか、2022年12月にはイスマイリア県の市街地にある検問所が襲撃され、複数の治安関係者が死傷する事件が発生している。


砂漠地帯などへのアクセスにあたっては、自家用車やレンタカーを使用せず、現地事情に通じた信頼の置ける旅行会社に移動手段を含めて手配を依頼し、現地ガイドの帯同を得ることを強く推奨するとしている。

情報提供元: Traicy
記事名:「 外務省、エジプト・南シナイ県の危険レベルを引き下げ