全日本空輸(ANA)と菊地シート工業、TOPPANは、異常発熱した電子機器を一時的に安全に退避させ、発火や破裂から守る「Fire Resistant Bag」を共同開発した。

リチウムイオンバッテリーの経年劣化や品質不良などによる発火・発煙が報告されている状況を踏まえ、客室乗務員の声から企画・開発した。

TOPPANが開発した火災発生時の熱に反応して、消火効果のあるエアロゾルを放出する消火フィルム「FSfilm」と、菊地シートが提供する「耐火袋」を組み合わせ、異常発熱や変形などの兆候が現れた電子機器に迅速かつ安全に対処できる設計としている。

4月からANAグループの全機材に搭載しており、2025年1月からは航空業界やその他の業界に向けて販売を開始する。価格はオープン価格で、最低ロットは50セットから。

情報提供元: Traicy
記事名:「 異常発熱した電子機器を発火や破裂から守る「Fire Resistant Bag」、ANAなど3社が共同開発