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サウジアラビアの首都、リヤドで建設中のリヤドメトロが、11月27日に部分開業する。現地メディアが伝えた。
都市計画の一環として建設が進められていた。リヤドでは経済発展に伴い、急速な人口増加が見込まれており、渋滞解消への取り組みが急務となっていた。
6路線総延長176キロで、人口密集地や公共施設、医療機関、空港、金融街のキング・アブドラ・ファイナンシャル・ディストリクト(KAFD)などを結ぶ。当初は1日120万人に対応し、最終的には360万人にまで増やす。
パークアンドライドにも対応し、防犯カメラや通報システム、安全システムなどの最新鋭の設備も導入したほか、太陽光エネルギーによる発電システムや再生可能エネルギーの利用といった環境面への配慮も行った。車両はシーメンスやボンバルディア、アルストムが供給し、自動運転する。世界最長の無人運転の地下鉄路線となる。
特徴的な駅舎も多く、KAFD駅は建設が見送られた新国立競技場のデザインでも話題となった、イラク人建築家のザハ・ハディド氏が設立したザハ・ハディド・アーキテクツが手掛けた。