オーストリア航空は、アメリカのMonoCoqueDiversified Interests(MDI)に対し、ボーイング767-300ER型機3機を売却した。
売却価格は非公表であるものの、アレクシス・フォン・ホーンスブロエヒ最高経営責任者(CEO)は、「売却は非常に満足のいくもので、オーストリア航空の機材移行にとって大きな一歩」とコメントしている。
対象となる3機の平均機齢は28.5年で、オーストリア航空が保有する最も古い機材のひとつ。残る3機のボーイング767型機の機齢は20〜22年となる。この他に、ボーイング777型機6機を合わせた9機で、長距離路線を運航する。
1991年にラウダ航空に納入された1機目(機体記号:OE-LAT)は、3月3日にウィーンからアメリカ・メイン州のバンゴーでの通関手続きを経て、アリゾナ州のピナルエアパークへ向かった。これまでに19,000回以上、約13.3万時間飛行した。2機目(同:OE-LAX)は5月、3機目(同:OE-LAW)は今年後半にも引き渡しを予定している。
2022年の初めまでに、18機のターボプロップ機と7機のエアバスA319型機をあわせた28機を退役させ、機材数は約60機体制とする計画。すでに10機のターボプロップ機が退役している。(写真:オーストリア航空Twitter)