関西エアポートは、関西国際空港での新型コロナウイルスワクチンの輸送体制を構築した。
12月にタスクフォースを立ち上げ、国際・国内輸送会社、グランドハンドリング会社、航空会社、上屋会社、製薬会社や団体、関係官公庁とともに受け入れ体制を整備していた。
日本政府は、ファイザーとバイオンテック、モデルナ、アストラゼネカとワクチンの供給に合意しているものの、ファイザーとバイオンテックのワクチンはマイナス60度から80度、モデルナのワクチンはマイナス20度程度での輸送、保存が必要となる。
ワクチンの到着後、駐機スポットを優先的に割当、機体側に貨物取扱いスペースを用意し、保冷車で直接引き取りができるようにする。優先的に貨物のハンドリングを行い、保冷施設や装置を空港全体で相互補完、確保し、搬出する。到着から搬出までの所要時間は、約30分から1時間程度を見込む。