フィンエアーは、最大4億ユーロの無担保ハイブリッドローンの利用が可能となるよう、国と準備している。
ハイブリッドローンの利用には、欧州委員会の承認が必要となる。2020年第3四半期末現在、資本は9億4,000万ユーロ、現預金は7億2,500万ユーロで、財務強化によって新型コロナウイルスによる需要減退期を乗り切る。
また、エアバスA350-900型機1機をセル・アンド・リースバックすることで、1億ユーロ以上の現金を得ている。これまでに納入された16機のうち、2019年4月に納入された機体が対象となる。リース期間は12年。フィンエアーは、エアバスA350-900型機を19機発注しており、エアバスとの間で、残り3機の納入を平均2年延期することに合意している。
この他に、年金基金の条件の修正や人員削減、契約の見直しなどのコスト削減の取り組みを強化しており、2022年までに、2019年比で約1億4,000万ユーロのコスト削減を目標としている。