ティーウェイ航空は、エアバスA330-300型機を3機導入し、中距離国際線に進出する。2021年末から2022年にかけて受領を予定しており、覚書を締結した。導入準備を進め、本契約に移行する。
ポストコロナの需要増加を見据えたもので、シドニー、クロアチア、ホノルル、シンガポール、マレーシアなどへの就航を計画しているほか、需要に合わせて短距離路線にも投入する。新たにビジネスクラスも設置し、エコノミークラスの広さも現在のボーイング737-800型機より広くする。
韓国の格安航空会社(LCC)による中大型機の導入は、親会社の大韓航空が運航していたボーイング777型機を導入したジンエアーに次いで2社目となる。エアバスA330-300型機には最大20トンの貨物を搭載できることから、貨物事業の拡大も見込む。
ティーウェイ航空では、「今回の覚書締結は、新たに再編される航空業界で市場の先導のため、差別化による営業戦略の第一歩。既存のLCCでは利用できなかった新路線やビジネスクラスの座席などを通じて顧客の満足度がさらに高まるものと期待している」としている。