京成電鉄は、成田空港を利用する帰国・入国者を対象に、スカイライナーの専用車両で都内まで移動し、京成上野駅からハイヤーなどで移動するサービス「KEISEI SMART ACCESS」を12月28日から開始する。
日本への帰国・入国者は原則、到着後14日間は公共交通機関の利用を控えるよう要請されている。京成電鉄によると、関係当局の指導のもと感染防止対策を徹底することで、公共交通機関の利用が可能となったという。
対象は、成田空港を利用する帰国・入国者のうち、到着後の検査結果が陰性だった人と、到着後検査の対象外(中国・韓国など感染症危険情報レベル2の国・地域から到着した人のうち無症状)の人。
成田空港駅を午前9時36分から午後7時までに発車するスカイライナーの上り列車(京成上野行き)15本のうち8号車を帰国・入国者の専用車両として設定する。平日、土曜・休日ともに設定する。なお、土曜・休日は一部列車の時刻が異なる。乗車は成田空港駅または空港第2ビル駅で、降車駅は京成上野駅のみ。
「KEISEI SMART ACCESS PREMIUM」は、京成上野駅で下車後、ハイヤーに乗り継ぎ東京23区内の指定場所まで移動できるサービス。前日までの事前予約が必要で、価格は20,000円。
「KEISEI SMART ACCESS」は、京成上野駅で下車後、利用者自身が手配した送迎車などで移動するサービス。1時間までの京成上野駅駐車場の駐車サービス券とあわせて、価格は4,500円。当日の受付も可能。
いずれも、京成トラベル・サービスのWEBページにて予約・決済が必要。予約にはパスポート番号、利用予定日、滞在場所などの入力が必須。
対象列車では、8号車の総座席数の半分(20席)のみ販売し、7号車の座席は販売しない。8号車の荷物棚に消毒液を設置し、車内点検・清掃時に車内消毒を行う。駅構内では誘導係員を配置し、京成上野駅では直結するハイヤー乗り場、京成上野駅駐車場に利用者を誘導する。