マリオット・インターナショナルは、2021年3月16日に開業する「W Osaka」の客室とフィットネス施設の詳細を発表した。予約は公式サイトで受付を開始している。
合計337室の客室には、大阪の街を象徴するデザインとして、道頓堀のネオンライトをイメージしたネオン装飾が施される。ネオンライトを点灯することにより、昼と夜で異なる表情の客室が楽しめる、遊び心あふれた客室デザインが特徴となる。
スタンダードルームは、フロアによって異なる2種類のテーマカラーを設定している。1つは日本を象徴する桜の花をイメージしたピンクのトーンの客室、もう一方は大阪港に広がる海に着想を得たブルーのトーンの客室で、それぞれ鮮やかな色彩で表現している。ベッドスペースと浴室は障子をイメージした引き戸で仕切ることができ、利便性と和のデザインを確認することができる。
スタンダードルームを含む全客室には、Wの文化のひとつである「カクテルカルチャー」を体現したバーカウンター「MixBar(ミックスバー)」を設置しており、宿泊客は滞在中に、カクテルシェイカーなどあらかじめ用意されたアイテムを使い、カクテルを自分で作ることができる。また、冷蔵庫にはW Osakaオリジナルラベルのビールやハイボールを有料で用意している。
最上階の27階には、「エクストリームWOWペントハウス スイート」を1つ設ける。200平方メートルの広さに5つの部屋を有す客室は、各部屋に御堂筋をはじめ大阪の街並みが一望できる、高さ4.5メートルの大きな窓を備えている。ベッドルームにはオランダ出身のテキスタイルアーティストシグリッド・カロンによるアート作品を、浴室にはシャンパンボウルをイメージした直径約1.9メートルの金属製の浴槽を、ダイニングルームにはオープンキッチンを設置している。さらにリビングルームには、国内ホテルの客室では初めてとなるDJブースを常設している。
4階に位置するFIT(フィットネスセンター)では、大阪の街をイメージしたネオンライトのもと、トレーニング機器やヨガスタジオ、サンドバッグなどを使ったエクササイズを一部有料で体験することができる。天井に備え付けたネオンライトの光が水面に反射する全長20メートルの屋内プールや、浴場、サウナなども設置している。