日本航空(JAL)は10月から、空港や機内でのアナウンスを、ジェンダーニュートラルな表現に変更する。
性別を前提とした敬称として使用していた、「ladies and gentlemen」の文言を廃止するか、他の文言に変える。海外では、「everyone」や「passengers」などを使用しているケースが多い。
JALでは、社員の配偶者や家族に適用する諸制度を、会社の定める同性パートナー登録を行った社員、そのパートナーと家族にも同様に適用しているほか、社内研修を行うなどの取り組みを行っており、LGBTQ関連のイベントやセミナーへ参加や協賛・出展を行っている。work with Prideの「PRIDE指標」では、4年連続で最上位の「ゴールド」を受賞している。
「ピンクドット沖縄」に合わせて2019年8月に実施した、「JAL LGBT ALLYチャーター」は、第6回ジャパン・ツーリズム・アワードで入賞したほか、work with Prideから「ベストプラクティス」も受賞している。ジャパン・ツーリズム・アワードには、国内・訪日領域で147件、海外領域で31件の応募があり、国内・訪日領域では24団体が受賞した。2021年1月に開催される、「ツーリズムEXPOジャパン東京商談会」に合わせ、表彰式が行われる。