投資家の村上世彰氏が創設した村上財団は、「ビジネストラック」を利用するシンガポール渡航者向けに、PCR検査と陰性証明書発行費用を、年間1万人分まで負担する。
「ビジネストラック」は、日本とシンガポールに居住し、ビジネスや公務で往来する人を対象に両国間の往来を許可するもので、9月18日より開始する。
村上世彰氏は、「私たち家族は10年以上シンガポールを拠点として日本と行き来をしていますが、近年では、日本からは年間80万人以上がシンガポールを訪れ、シンガポールからは年間40万人以上が日本を訪れています。それほど活発であった二国間の往来ですが、現在では1日に1便運行される飛行機も、ほとんど乗客のいない状態となっています。また、両国において、2週間の隔離期間が設定されているため、私たち家族や関係者とっても、非常に大変な状況が続いています。今回、「ビジネストラック」の開始が決定し、大変に喜んでおりますが、PCR検査は費用がとても高く、利用者に大きな負担がかかります。安心・安全を確保しながら、少しでも両国間の行き来を活発にしていくべく、アイムビューティーメディカルクリニック、東京PCR衛生検査所の協力を得て、PCR検査と陰性証明書の発行につき、全面的に協力をさせていただきます。」とコメントしている。