帝国データバンクによると、新型コロナウイルスに関連した倒産が、2月からこれまでに436件発生したことがわかった。
法的整理は355件で、うち破産が324件、民事再生法が31件、事業停止が81件。負債総額は2,467億3,800万円。5億円未満が345件と8割以上を占める。100億円以上の大型倒産は、ホワイト・ベアーファミリー、WBFホテル&リゾーツ、レナウンの3件だった。
発生月別で最多は6月の124件で、7月の110件、4月の87件が続いた。業種別では飲食店(60件)が最多、ホテル・旅館(49件)、アパレル小売店(29件)の順だった。都道府県別では東京都(104件)が最も多かった。
調査は、新型コロナウイルスが倒産の要因となったことを当事者か代理人が認め、法的整理か事業停止となったケースを対象としている。個人事業主や負債1,000万円未満の倒産もカウントの対象としているほか、事業停止後に法的整理に移行した場合、法的整理日を発生日としてカウントしている。