プリンセス・クルーズは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うクルーズ船の運航停止期間を延長した。
オーストラリアを発着する5隻のクルーズは10月31日、アジア・カリブ海・カリフォルニア沿岸・ハワイ・メキシコ・パナマ運河・南米・南極大陸・日本・タヒチ・南太平洋を発着するクルーズは12月15日まで、それぞれ運航を停止する。
すでに全額を支払った予約客には、支払額分の払い戻し可能なフューチャー・クルーズ・クレジット(FCC)とクルーズ運賃の25%相当の払い戻しができないFCCを受け取ることができる。全額を支払っていない予約客にも同様に、デポジットを2倍にしてFCCとして払い戻す措置を行う。全額返金もできる。
プリンセス・クルーズは、カーニバル・コーポレーション傘下のクルーズ船運航会社。プリンセス・クルーズが運航するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で、新型コロナウイルスの集団感染が発生。2月3日に横浜港に到着し、3月1日に全ての乗客と乗員の下船が完了した。感染者数は712人で、そのうち13人が死亡した。