マリオット・インターナショナルは、「JWマリオット・ホテル奈良」を7月22日に開業した。
「JWマリオット」は、同社のラグジュアリーブランドで、30を超える国と地域に95軒以上展開している。日本に進出するのは今回が初めてとなる。奈良県への外資系ラグジュアリーホテルの進出も初めて。これにより、マリオット・インターナショナルは、アジア太平洋地域で800軒、日本で50軒のホテルを運営することになる。
ロンドンのG.A Groupがコンセプトを手掛け、奈良の自然美と伝統を尊重したデザインとした。ロビー天井の木材梁は奈良の寺や家屋に見られる特徴を再現し、リニア暖炉は毎年行われる伝統的な若草山焼き、レセプションの後方には奈良を取り囲む山々を描き、豊かな金糸で夜明けや夕暮れのきらめきを表現した壁一面に広がる布織のアート、ホテル内に敷かれたカーペットは、古代の地図をイメージしたもの。
客室は16室のスイート、12室のエグゼクティブルームを含む全158室。館内には、オールデイダイニング「シルクロード ダイニング」と日本料理「校倉」の2つのレストランとロビーラウンジ・バー、24時間利用可能なフィットネスセンターと屋内プール、スパ「SPA by JW」、宴会場、会議室を設置する。ミニ菜園「JWガーデン」では、利用者がハーブを手摘みし、摘み取ったハーブをカクテルや料理で提供するといった体験も楽しめる。