カンタス航空は、6月25日に発表した事業計画の中で、ボーイング747-400型機の退役を半年繰り上げ、ただちに運航をとりやめることを明らかにした。
現在、6機のボーイング747-400型機を運航しており、当初は2020年末に退役を完了させる予定だった。また、エアバスA321neoとボーイング787-9型機の導入延期も明らかにしている。
約100機を最長12ヶ月間運航しない方針で、大部分は最終的に運航を再開するとみているものの、一部のリース機は期日までに返却する可能性があるとしている。また、グループの29,000人の従業員のうち8,000人が、7月までに仕事に復帰する見通しで、年末までに約15,000人、2022年6月までに21,000人が復帰できる方針だという。
これらの取り組みにより、3年間で150億豪ドル、2023年度以降も年間10億豪ドルの継続的なコスト削減を目指す。また、最大19億豪ドルの新株発行などによる資金調達も見込む。