ユナイテッド航空は、新型コロナウイルス対策として、チェックイン時に乗客に健康チェックを義務付ける。
衛生や安全基準となる「ユナイテッド・クリーンプラス」を共同開発する、クリーブランドクリニックの助言により、アメリカの大手航空会社として初めて導入するもの。米国疾病予防管理センター(CDC)や世界保健機関(WHO)の指針に沿った内容で、過去21日間に新型コロナウイルスに感染しておらず、過去14日以内に体温が38度以上、咳、呼吸困難、寒気、筋肉痛、喉の痛み、味覚や嗅覚の消失などの症状がないことや伝染性疾患により他の航空会社から搭乗拒否されていないこと、新型コロナウイルス感染者と密な接触がないことを確認する。機内でのマスクの着用にも同意する必要がある。
アプリやウェブサイト、空港の自動チェックイン機でのチェックイン時に、全ての項目を確認し、承認ボタンをクリックすることが求められる。空港カウンターでチェックインする場合には、口頭で全ての項目の確認が行われる。
ユナイテッド航空では、タッチレス・チェックイン機や飛沫ガード板の導入、機内での乗務員と乗客へのマスクの着用義務化などの取り組みを行っている。5月には乗客にもマスクの着用を義務化している。