ドイツ観光局は、スイスとオーストリア向けの観光客の受け入れに向けた準備を進めていることを明らかにした。
移動制限の段階的緩和に伴うもので、各州や地方観光局などは、ドイツ観光局のウェブセミナーを通じて、隣国である両国の現状と回復の見込みを研究しているという。ドイツは両国で一番人気の観光地でもあることから、ポテンシャルは高いという。
ペトラ・へードルファーCEOは、「我々に課せられた最初の課題は、交易パートナーで消費者でもある国々で、ドイツ旅行の安全性に対する信頼性を高めることである。これには、ドイツのリスクマネージメントとコロナ感染防止のための安全措置と衛生対策が世界中から評価されたことが追い風となっている」とコメントしている。
現時点では、6月中旬には観光目的での自由な移動が可能になるといい、「観光客の出入国制限が解除されれば、両国からのインバウンドは今年の7月から9月頃には段階的に回復に向かう」(へードルファーCEO)と期待を示した。