西日本鉄道は、4月29日に西鉄甘木線で、踏切1ヶ所が開いた状態で列車を運行するインシデントが発生したと発表した。
同社の発表によれば、4月29日にインシデントが発生したのは、大牟田駅午後0時20分発甘木駅行き普通列車。運転士が宮の陣駅の赤信号を見落として走行し、自動列車停止装置(ATS)が動作したものの、運転指令に報告することなく、乗務員が自らの判断で運行再開し、宮の陣駅~学校前駅間の「五郎丸1号踏切」において無遮断・無警報の状態で列車を運行した。乗客や周辺住民などにけが人はなかった。
同社は「全乗務員に対し、当該事象の周知を行い、安全輸送についての教育を徹底してまいります」とコメントを発表している。