Flybe(フライビー)は3月5日、運航を停止した。
予約客には、別の航空会社の代替便を手配していない場合には空港へ向かわないよう求めている。イギリス国内線、特に地方路線で高いシェアを誇ることから、混乱も見込まれる。
フライビーは、イギリスのエクセターを拠点とする地域航空会社で、年間約800万人が利用。イギリスのEU離脱や原油高騰、通貨の急変などの要因で、業績が悪化。新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた。
DLPホールディングスが40%、ストバート・アビエーションとヴァージン・アトランティック航空がそれぞれ30%を出資する、コネクト・エアウェイズが買収していたものの、業績改善には至らず、1月には政府による救済策も明らかになっていた。イギリスの航空会社の運航停止は、トーマス・クックに次いで2社目となる。