スカイマークは、来年初めにもパラオへのチャーター便を運航する。東京/成田〜サイパン線の就航記念式典後、佐山展生取締役会長と市江正彦代表取締役社長が取材に応じ、明らかにした。
パラオ線について市江社長は、「来年まずチャーターから始めて、定期便化を考えたい」と話し、「成田にせっかく基地を設けたからには、国内線も色々考えたい。羽田空港に行くより成田空港に行くほうが時間的に早い人が1,000万人いると聞いている」として、成田を発着する国内線の拡充も計画する。サイパンへの他の地域からのチャーター便の運航も目指す。
佐山会長は、「すぐではないが、欧米に飛ばすべき。いつになるかわからないが、必ず欧米に飛ばすのを実現したい」と話した。就航地は「みんなが行っているところに行ってもしょうがない」として、直行便がない都市への就航を候補地とする。
東京/成田〜サイパン線の航空券は、直接販売のみで既に4万席以上を販売した。予約率は約60%程度に達するという。今後、旅行会社で販売を始めることで、予約率8割以上を見込む。
スカイマークは、東京/成田〜サイパン線を3月22日にチャーター便として開設。ゴールデンウィークや夏休みなどの多客期を中心に運航していた。定期便の就航は、デルタ航空が撤退した2018年5月以来、1年半ぶりとなる。