エミレーツ航空のメキシコシティへの乗り入れが、正式に認められた。現地紙のアラビアン・ビジネスが伝えた。
エミレーツ航空は12月9日より、ドバイ〜バルセロナ〜メキシコシティ線を1日1便で開設すると、7月16日に発表。ビジネスクラス38席、エコノミークラス264席の計302席を配置した、ボーイング777-200LR型機を使用するとしていた。メキシコシティは標高が高く、ドバイとの直行便を運航することはできないことから、バルセロナ経由で運航するとしていた。
アエロメヒコ航空による提訴に、メキシコの裁判所はアラブ首長国連邦とメキシコとの間の取り決めが適切な法的要因を満たしてないと判断し、メキシコシティの乗り入れを認めない判決を下していた。
ロイター通信などによると、エミレーツ航空が政府から補助金を得て、競争環境を歪めていることなどを理由に以遠権を取り消すよう、アエロメヒコ航空がメキシコ政府に働きかけているという。エミレーツ航空はかつて、チューリッヒ経由でメキシコシティ線の開設を計画していたものの、頓挫していた。
EK255 ドバイ(03:30)〜バルセロナ(08:00/09:55)〜メキシコシティ(16:15)
EK256 メキシコシティ(19:40)〜バルセロナ(13:25/15:10)〜ドバイ(00:45+1)