ニュージーランド航空は、2020年10月にオークランド〜ニューヨーク/ニューアーク線を週3便で開設するとともに、ロサンゼルス〜ロンドン線から撤退すると発表した。
ボーイング787-9型機のうち、「コード2」と称した機体を使用する。ビジネス・プレミアとプレミアム・エコノミークラスの割合が高い275人乗りで、所要時間はオークランド発は15時間40分、ニューヨーク発は17時間40分。ニュージーランド航空で最長の路線で、世界では5番目に長い路線となる。
ロサンゼルス〜ロンドン線からは撤退する。オークランドとロンドン間を移動する旅行者のうち、ロサンゼルス経由を選択したのは7%に満たなかったという。大西洋路線は競争が激化しており、急成長している市場へ生産能力を振り分け、アジアとアメリカの12都市を経由し、提携航空会社を通じてロンドンへのアクセスを提供する。
ニュージーランド航空のジェフ・マクドワル最高経営責任者代行は、「このような象徴的路線を捨てるのは難しいが、同社は長期的に利益を上げる成長の最大の機会がある市場に集中し続けなければならない」とコメントした。ロンドンベースの客室乗務員約130人は解雇する。ヨーロッパは重要な販売地域としており、ロンドンでの販売やマーケティング、貨物業務の拠点は維持する。