日本航空(JAL)は、東京〜シドニー線の就航50周年を記念したセレモニーを、9月30日に成田空港で開いた。
東京〜シドニー線は、1963年にチャーター便としてDC-8-50型機で開設。1969年9月30日に定期便として、香港経由で週2便の運航を開始。当時はマニラで給油する必要があり、約16時間かかった。1975年には直行便化、1980年には3クラス制を導入、1981年にはボーイング747型機を投入した。
現在は東京/成田〜シドニー線を、ビジネスクラス44席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス116席の計195席仕様のボーイング787-9型機で1日1便運航している。飛行時間は約10時間弱。
64番ゲートで開かれたセレモニーで、柏頼之執行役員国際旅客販売本部長は、「シドニーには観光名所がたくさんある。世界遺産のオペラハウス、シドニー湾、ブルーマウンテンズなどの風光明媚な場所に観光に行く人がたくさんいるのではないか。日本とシドニーを結ぶ架け橋となれれば。」と挨拶。オーストラリアの先住民であるアボリジニの民族楽器「ディジュリドゥ」による演奏で、50周年を盛り上げた。
日本とオーストラリア間は、JALのほか、全日本空輸(ANA)、カンタス航空、ジェットスター航空がシドニーやメルボルン、パース、ケアンズ、ゴールドコーストなどへ路線を展開している。12月にはカンタス航空が、札幌/千歳〜シドニー線を開設する。
2020年3月に拡大する、羽田空港の発着枠を4枠割り当てられており、日本の航空会社はJALとANAに1枠ずつ配分された。オーストラリア側は10月中に確定する見通しで、カンタス航空がシドニー線の増便とメルボルン線の開設、ヴァージン・オーストラリアがブリスベン線の開設を申請している。
JL771 東京/成田(19:20)〜シドニー(06:10+1)
JL772 シドニー(08:15)〜東京/成田(17:05)