JR東海は、リニア・鉄道館にN700系車両を、7月17日より展示する。
展示するのは、日本の新幹線で初めてとなる「車体傾斜システム」などの試験を実施するために2005年3月に導入した、N700系量産先行試作車(X0編成)の1号車・8号車・14号車の3両。東海道新幹線の時速285キロへの高速化に向けた試験など、累計約130万キロの試験走行を行った。車内は常時見学ができるほか、飲食も可能となる。
これにより、リニア・鉄道館には、初代新幹線の0系をはじめ、歴代の新幹線を7形式13両展示することになる。現在屋外に展示している117系3両のうち、1両は収蔵車両エリアに移設して展示する。残り2両の展示は終了する。
リニア・鉄道館は、2011年3月にオープン。今年4月までに累計485万人が来館した。