日本航空(JAL)とベネッセコーポレーションとのコラボレーションによる特別塗装機「JALしまじろうジェット」の2号機がきょう3月17日、初就航した。初便となった東京/羽田〜松山線のJAL435便の出発に合わせて、羽田空港では記念のセレモニーが行われた。
両社は「こどもちゃれんじ」30周年を記念して2018年春から共同プロジェクトを実施しており、同年9月15日には「JALしまじろうジェット」1号機(エンブラエル190型機、機体記号:JA254J)を就航させている。
今回の2号機は子どもたちから募集した飛行機の絵を参考にしてデザインされており、ボーイング737-800型機(機体記号:JA330J)に「しまじろう」や「みみりん」、「にゃっきい」、「とりっぴい」など、「こどもちゃれんじ」の仲間たちが描かれた。
セレモニーの冒頭では、JAL路線統括本部 商品・サービス企画本部長の佐藤靖之執行役員が、「2号機は子どもたちが思いを込めた絵を参考にして描いた。子どもたちの夢を乗せて大空に羽ばたいてもらいたい」とあいさつ。続いて登壇したベネッセコーポレーションの小林仁代表取締役社長は、「子どもたちにとって飛行機に乗って旅をするということは、楽しみとドキドキと不安と、いろいろな気持ちがあるのではないか。しまじろうが一緒に空を旅することで、より楽しい、素敵な思い出をたくさんつくってもらえたら」と話し、中国や台湾、香港、韓国、インドネシアでも「しまじろう」が親しまれていることから、「子どもたちが大きくなる10年後、20年後にはもっとグローバル化が進んでくる。そんな時代を生きる子どもたちが、しまじろうを通して世界とつながるきっかけになることを心から願っている」と思いを語った。
その後、パイロット姿の「しまじろう」と客室乗務員姿の「みみりん」がゲート前に登場し、居合わせた子どもたちは喜びの声をあげていた。
セレモニーが終了すると、「しまじろう」と「みみりん」は子どもたちと触れ合い、ゲート前で搭乗客を見送り。子どもたちのみならず、大人たちも記念撮影する様子が見られた。また、搭乗客には記念シールが配られた。
JAL435便は午後0時32分に12番スポットを出発。乗客数は154名(うち幼児7名)だった。「JALしまじろうジェット」2号機は今後、ボーイング737-800型機が就航している国内線で運航される。スケジュールは前日の夕方にJALウェブサイトで発表する。なお、1号機の運航は3月31日までの予定。