大韓航空は、約1,500名の社員が参加して創立50周年記念式典を、3月4日にソウルで開催した。
記念式典で、大韓航空の趙源泰(チョ・ウォンテ)社長は「これまでの50年間、大韓航空の両翼は、お客様の愛と国民の信頼でした。これからの100年、お客様のお役に立つ翼になる事が、私たちが作っていく大韓航空の姿です」と話した。
2月には経営戦略「ビジョン 2023」では、東南アジアやヨーロッパなどへの新規路線を拡大する方針で、機材数数は190機、年間売上高は5.1%ペースでの成長を目指す。
大韓航空は1969年3月1日、大韓航空公社を引き継いで発足した。当時の機材数は8機で、国際線は福岡・大阪・名古屋の3都市へ週6便を運航していた。1972年に韓国初のアメリカへの定期路線として、ソウル〜東京〜ホノルル〜ロサンゼルス線を開設。1988年のソウル五輪では公式航空会社として、聖火の運搬などを行った。2000年には航空連合のスカイチームを創設。2002年には東京/羽田〜ソウル/金浦線でワールドカップ特別チャーター便を大会期間中、毎日運航した。現在は166機、世界44カ国124都市へ就航している。
4月23日には、大韓航空が民営化後初の国際線として開設したホーチミン線を記念飛行する。4月末から5月末にかけて、創立から現在までの11種類の制服を着用した客室乗務員が、ロサンゼルス、東京、北京、シドニー線に乗務する。