JR東日本は、今春にシンガポール・チャンギ国際空港隣接地に開業予定の大型商業施設「Jewel Changi Airport(ジュエル チャンギ エアポート)」内に、 飲食・物販複合型店舗「JW360°(ジェイダブリュー・スリーシックスティ)」を展開する。
JW360°のブランドコンセプトは、「日本の旬と、出会う場所。」。食を中心にあらゆる視点からセレクトした日本のスタイルをグローバルに発進する拠点として立ち上げた複合業態で、初出店となる。日本国内での「エキナカ」の開発実績を活かし、海外でも駅や空港などの交通ハブを中心に展開を進めていくとしている。
広さは486平方メートルで、約140席を設ける。営業時間は午前9時から午後11時まで。銅釜で炊いたご飯とオリジナルの味噌で作った味噌汁を中心に日本のおかずを提供する「レストラン酢重正之」、抹茶や日本の食材を使った「JW360°カフェ」、地産品セレクトショップ「のもの(nomono)」などの店舗が入居する。運営主体は、JR東日本のシンガポール現地法人と三井物産のシンガポール法人の合弁企業であるJRE GF FOOD SERVICE。
JR東日本では、パリと台北、ロンドンで駅弁のポップアップ店舗、常設の「JAPAN RAIL CAFE」をシンガポールと台北、エキナカ実験店舗「INSPIRATION STORE」をシンガポールで展開している。