加森観光と留寿都村統合型リゾート誘致推進協議会は、留寿都村での統合型リゾート(IR)構想を発表した。
加森観光が所有・経営するルスツリゾートでの展開を予定している。ルスツリゾートの初期構想では、25,000平方メートルのMICE施設、223,000平方メートルのレジャー・エンターテインメントエリアなどを含んでいた。カジノの総床面積に占める割合は約2.9%で、カジノと非カジノ収益は年間およそ1,080億円に達するものと見込んでいる。
留寿都村は札幌から車で約90分、札幌、ニセコ、小樽、余市、定山渓をはじめとした地域から近く、年間150万人が訪れている。夏はゴルフのほか遊園地、冬はスノーアクティビティが楽しめる。加森観光では、「魅力ある冬のアクティビティなしにIRが成功するとは思えない」として、ワールド・スキー・アワードなど複数の賞を受賞しているルスツリゾートはIRに適していると訴えている。
加森観光の加森久丈取締役社長は、「ルスツのIRは、地域社会に根ざした基盤インフラの発展を目指します。カジノは全体計画のわずかな要素にすぎず、私たちのビジョンには、医療施設、学校、商業および小売地区、多世帯の住居、さらには観光および娯楽施設が、環境にやさしい方法で含まれています。それは真のIRとなるでしょう。この構想は、地域の人口増加を奨励し、道内の2つの大きな地域、札幌と函館をつなぐハブを道央に創出することを目指しています」とコメントしている。