ロイター通信などによると、インドネシアのライオンエアが、ボーイング機の購入契約をキャンセルすることを検討していることがわかった。
ライオンエアが運航するボーイング737MAX8が、10月29日、ジャカルタ北東部の海上に墜落し、乗員乗客全員が死亡する事故が起きている。ボーイングが発表した声明では、墜落前3日間で4回、対気速度や高度に関する問題が記録されており、事故の2日前にはセンサーを交換したとしていたが、その後にも誤った対気速度が表示される問題があったことを明らかにし、操縦や整備に問題があったとしている。ライオンエアはボーイングが事故の責任をライオンエアに押し付けようとしているとして、ルスディ・キラナ共同創業者が非難していた。
ライオンエアはボーイング737MAXシリーズの3機種を200機以上発注している。ボーイング737MAX8の一部はすでに受領している。
ボーイング737MAXは、日本の航空会社も月内に発注に向けた覚書をボーイングと締結するという憶測もある。