エアアジアグループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)の著書「Flying Hign My Story:AirAris to QPR」の翻訳版「フライング・ハイーエアアジア、F1、QPR」が9月16日にパンローリングから発売された。
約20円(1マレーシア・リンギット)で買収したエアアジアをLCCの雄に育て上げた実業家であるトニー・フェルナンデス氏の半生記。アジア初の低コスト航空会社の起業で成功を収めた後、F1チームや英国プレミアリーグのサッカークラブをオーナーを務めるなど、次々と夢をかなえてきたトニー・フェルナンデス氏の幼少期からの今日に至る自身の歩みとともに、不測の悲劇への対応やビジネスの原則について綴っている。
トニー・フェルナンデス氏は1964年、マレーシア生まれ。ヴァージン・コミュニケーションズとワーナーミュージックに勤務後、リチャード・ブランソンとの出会いから千載一遇のチャンスをつかみ、アジア初のLCCを起業。F1や英サッカー1部リーグのチームオーナーを務めた。大英帝国勲爵士、マレーシア国王からタン・スリとダト・スリの称号、フランス政府からレジオンドヌール勲章を授けられたほか、2010年にはフォーブス・アジア版の「ビジネスマン・オブ・ザ・イヤー」、2015年には米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選出された。2016年には「アジア最優秀起業家賞」を受賞。現在はエアアジア・グループのCEO兼QPRのチェアマンであり、「アプレンティス・アジア」のホストも務めている。
312ページ、価格は1,728円。Kindle版も販売されている。