ピーチは8月1日、大阪/関西〜釧路線の就航を開始した。道東への格安航空会社(LCC)の就航は初めて。
1日1便をエコノミークラス180席を配置したエアバスA320型機で運航する。所要時間は大阪/関西発は2時間、釧路発は2時間30分。
受託手荷物や座席指定料金を含まない「シンプルピーチ」の片道運賃は5,290円から31,590円となる(支払手数料別)。就航を記念して8月2日から3日まで、国内・国際線29路線を対象とした「釧路線就航記念SALE」を開催する。大阪/関西〜釧路線は片道3,790円から設定する。
関西国際空港と釧路空港では、就航を記念したセレモニーを開催。釧路空港では初便の到着を放水で祝い、展望デッキには多くの見学客が訪れた。両空港初便利用者には、日付と路線名が入ったピーチカラーの泉州タオルと記念のフライトタグ、ひがし北海道特集を組んだ情報紙「PEACH LIVE」をプレゼントした。
井上慎一代表取締役社長は、冬の誘客について、「ひがし北海道の大自然は四季を通して圧巻の魅力がある。冬も例外ではない。まだ知られていないだけ。その知られざる魅力をうまく発信していきたい。冬のひがし北海道のコンテンツに触れれば、多くのお客様が行きたいと思うはず」とコメントした。
機内食「PEACH DELI」には、北海道にちなんだメニューを取り入れた。釧路発祥の唐揚げ「ザンギ」や釧路駅名物の「イワシのほっかぶり寿司」などを詰め込んだ「北海道風弁当」(1,300円)、たけのこ入りバターライスの上にカツを乗せて濃厚なデミグラスソースをかけた、根室発のご当地グルメ「エスカロップ」(900円)、北海道産ハスカップを使った「ハスカップジャムデニッシュ」(400円)などを用意し、就航気分を盛り上げた。
ピーチは2018年度内に、新千歳空港を関西国際空港、那覇空港、仙台空港に次ぐ第4拠点とすることを発表しており、道外や海外を結ぶ路線のみならず、道内を結ぶ路線を開設する意向も示している。新千歳空港での夜間駐機の準備や道内路線の展開の検討も進めているといい、決定次第発表する。
MM125 大阪/関西(09:50)〜釧路(11:50)
MM126 釧路(12:30)〜大阪/関西(15:00)