東京都交通局は、都営浅草線の新型車両5500形の営業運転を6月30日に開始すると発表した。
5500形は、1991年に登場した5300形以来となる浅草線の新型車両。2017年12月に「都営フェスタ2017 in浅草線」でお披露目後、試運転や調整を重ねてきた。6月30日から1編成(8両)を導入し、浅草線車両全27編成を順次置き換える。
5500形のコンセプトは「日本らしさとスピード感が伝わる車両」で、外観は浅草線沿線とゆかりのある歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジした凛々しく躍動感あるデザイン。内装デザインは和紙や寄せ小紋のほか、東京の伝統工芸品である江戸切子などの柄とともに、沿線由来のイラストを使用し、落ち着きのある和の雰囲気の中にも遊び心をもたせている。
ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた「人にやさしい車両」をめざし、全車両に車いすスペースまたはフリースペースを設置。乗降口脇のスペースも拡大されている。
また、多言語対応2画面液晶モニター、防犯カメラが設置されたほか、全照明にLEDが採用されている。