感情支援アニマルとしてハムスターを機内へ持ち込もうとした乗客の女性が、アメリカ・ボルティモアの空港で機内へのペットの持ち込みが禁止されていたことから、空港職員に水葬にするように勧められ、実際にトイレに流してしまったことがわかった。
マイアミヘラルドやUSAトゥデイによると、フィラデルフィアに住むテキサス州立大学に通う学生の乗客は、ボルティモアからフォートローダーデールまで向かう航空券を予約した。スピリット航空には事前に問い合わせたところ、誤ってハムスターも搭乗できると伝えられていたという。
チェックイン時にハムスターが感情支援アニマルであることを示す書類を提出したところ、搭乗が認められないことがわかった。空港職員は午前10時のフライトを午後7時に予約変更したものの、トイレに捨てることを提案していないとしている。スピリット航空では爬虫類やフェレットやクモのほか、ハムスターが属する齧歯類の機内持ち込みを許可していなかった。
近年、感情支援アニマルの機内持ち込み制限が強化されており、ユナイテッド航空のニューアーク発ロサンゼルス行きに搭乗しようとしたクジャクの受け入れを、公衆衛生上の理由から拒否している。