タイムデザインは、ホテル向けインバウンド・ダイナミックパッケージシステムの提供を開始した。
まずは星野リゾートが運営する、「星のや東京」「星野リゾート トマム」の各宿泊施設より提供を開始する。国際線航空券と日本国内のホテルを組み合わせて、ホテルの公式サイト内で訪日外国人向けのパッケージツアーの販売ができるようになる。日本語以外の言語のウェブサイト内からリンクで販売ページに誘導する。
従来はオンライン旅行代理店(OTA)や旅行会社のウェブサイトで購入するのが一般的なダイナミックパッケージを、ホテルの公式ウェブサイトからも購入できるようにすることで、ホテルのサービス提供力の向上や流通コストの削減、利用者の利便性の向上を目指す。
タイムデザインは基本的にシステム利用料のみを宿泊施設から徴収する。初期費用や月額固定費用は無料。航空券はグローバル・ディストリビューション・システム(GDS)を通じて各航空会社と連携するほか、ホテルはタイムデザインが連携するチャネルマネージャーやセントラル・レザベーション・システム(CRS)、タイムデザインが提供する管理画面から料金や空室状況を登録できる。今後は中国語や韓国語などへの対応を予定する。