ジェットスター・パシフィック航空は、大阪/関西〜ハノイ・ダナン線に就航すると発表した。
大阪/関西〜ハノイ線は9月1日から、大阪/関西〜ダナン線は9月2日からそれぞれ週4便の運航を予定している。早期の週7便化を目指す。機材はエコノミークラス180席もしくは186席を配置した、エアバスA320型機を使用する。すでに就航に向けた手続きは完了しており、6月中旬からの航空券の販売開始に向けた許諾を待っている段階だという。片道運賃は150万ベトナムドン(約7,500円)で、諸税や空港使用料、支払手数料は別途必要となる。
2016年の日本とベトナム間の旅行者数は110万人で、ベトナム航空の増便や機材の大型化、ジェットスター・パシフィック航空の就航などで、2017年は前年比17%増の130万人となることを見込んでいる。ジェットスター・パシフィック航空では、2路線の利用者数を年間7万人と予測する。
ジェットスター・パシフィック航空のグエン・クォック・フォン最高経営責任者(CEO)は、ベトナム航空として長い間に渡って就航していることや、ジェットスター・ジャパンなど、ジェットスターグループの知名度を活かした顧客開拓ができることを、大阪への就航の理由に挙げた。「大阪は顧客はダイナミックな市場で、LCCにふさわしい。リーズナブルな価格を活かして大阪市場をより開拓できる。」とも話した。次の日本の就航地は未定で、まずは大阪に注力するという。
また、ベトナム航空の大阪/関西〜ハノイ線と競合するのではないかとの質問に、ベトナム航空のグエン・クァン・チュン日本地区総支配人は、狙っている市場やスケジュールが違うため、直接的な競合にはならないと考えているとした。また、「将来的に、ジェットスター・パシフィック航空とベトナム航空はコードシェアの計画がある。」とも話した。
ジェットスター・パシフィック航空は、ベトナム航空が約70%、カンタスグループが約30%を出資している。ベトナム国内15都市と、シンガポール、タイ、香港、台湾、中国へ、ベトナム国内線27路線、国際線9路線を展開している。現在は12機のエアバスA320型機を保有しており、2017年内には10機のエアバスA320型機を導入する計画。日本への定期便の就航は初めて。
BL165 大阪/関西(09:15)〜ダナン(12:00)/月・火・木・土
BL164 ダナン(14:30)〜大阪/関西(21:15)/月・水・金・日
BL621 大阪/関西(22:15)〜ハノイ(00:40)/月・水・金・日
BL120 ハノイ(01:45)〜大阪/関西(08:45)/月・火・木・土