マリオット・インターナショナルは、ミレニアル世代を主要ターゲットとする新ブランド「モクシー・ホテル」を、日本で今年後半に初めて開業すると発表した。
開業するのは「モクシー東京錦糸町」、「モクシー大阪本町」の2軒。「モクシー東京錦糸町」は205室を備えたホテルとなる。建物はゴールドマン・サックスが所有しており、運営はパシフィカ・キャピタルが行う。浅草、東京スカイツリー、東京ディズニーランドなどの観光スポットに近いほか、羽田空港、成田空港へのアクセスにも便利であることから、ビジネスマンや観光客の利用を見込む。「モクシー大阪本町」は155室を設ける。建物はゴールドマン・サックスが所有しており、運営はEGWアセットマネジメントが行う。心斎橋や難波へも容易にアクセスできる。いずれのホテルもオフィスビルをコンバージョンする。
「モクシー・ホテル」は節約志向の旅行者向けブティックホテルというコンセプトで、スタイリッシュなデザインとリーズナブルな価格で利用できるサービスを組み合わせている。次世代の旅行者は多くの時間を公共のスペースで過ごす傾向があることから、活気あるラウンジ、セルフサービスで24時間営業の飲食サービス、充電用コンセント、無料Wi-Fiを備える。客室へはキーレスで出入りが可能で、インターネットTVやモーションセンサーライトも設置している。2014年9月にイタリア・ミラノにオープンし、アメリカ、オーストリア、ドイツ、イギリスで9軒のホテルを運営している。アジアへは初進出となる。